


2023 年9月
ユーロスペースほか
にて世界同時期公開
(東京・ロンドン・ニューヨーク ほか)
Introduction
この物語には、あらかじめ『感情』の⽋けた4⼈の兄弟姉妹が登場します。
たとえば、喜び。たとえば、怒り。たとえば、楽しみ。たとえば、寂しさ。彼らは、兄弟姉妹。どこか⾒覚えのある私たちの隣⼈、いや、もしかしたら私たち⾃⾝……?


4⼈の監督(横浜聡⼦/⽯井岳⿓/加藤拓⼈/守屋⽂雄)が4⼈の兄弟姉妹それぞれを主⼈公に撮影した本作。
仮に、完全無⽋の感情が備わっているのが、『⼈間』の条件なのだとしたら、
彼らは『もうすぐ⼈間』になるでしょう……。
いや、それとも、いつまでも『もうすぐ⼈間』でいいのかもしれません。


Directors

"Voice Recorder"
Director
長男のはなし:
横浜聡⼦
Satoko YOKOHAMA
1978年、青森県出身。自主制作した長編第一作目の『ジャーマン+雨』(06)が2007年度日本映画監督協会新人賞を受賞。『ウルトラミラクルラブストーリー』(09)は第 34回トロント国際映画祭、第28回バンクーバー国際映画祭、第52回ロンドン映画祭にて正式招待上映される。『りんごのうかの少女』(13)は第21回ロンドン・レインダンス映画祭で最優秀作品賞・短編部門にノミネートされた。最新作に『いとみち』(21)がある。

"Humanoid"
Director
長女のはなし:
石井岳龍
Gakuryu ISHII
1957年、福岡県出身。日本大学藝術学部映画学科の卒業制作『狂い咲きサンダーロード』(80)が劇場公開。『爆裂都市』(82)や『逆噴射家族』(84)などの作品でインディーズ界の旗手として名を馳せる。代表作に『水の中の八月』(95)、『ユメノ銀河』、『五条霊戦記』(00)、『ELECTRIC DRAGON 80000V』(01)がある。2011年、石井聰亙から石井岳龍に改名。最新作に『自分革命映画闘争』(23、3/18神戸元町映画館、3/25渋谷ユーロスペースで公開)がある。

"Still Ok"
Director / Screenplay
次男のはなし:
加藤拓⼈
Takuto KATO
1990年、宮城県出身。東北芸術工科大学の卒業制作『それからの子供』が第35回ぴあフィルムフェスティバル、第14回TAMA NEW WAVEコンペティションに入選。助監督として、『TOO YOUNG TO DIE!』(宮藤官九郎監督、16)、『モリのいる場所』(沖田修一監督、18)、『ラストレター』(岩井俊二監督、20)、『すばらしき世界』(西川美和監督、21)、『ある男』(石川慶監督、22)をはじめ、多くの作品に参加した経歴を持つ。監督作にオムニバス映画『DIVOC-12』(21)がある。

"Honeymoon Baby"
Director / Screenplay
次女のはなし:
守屋⽂雄
Funio MORIYA
1976年、宮城県出身。日本大学藝術学部映画学科の卒業制作『ヒモのひろし』を原案とした脚本が第2回ピンク映画シナリオ募集に入選。主演作『恋の豚』(城定秀夫監督、18)で第31回ピンク大賞・男優賞を受賞。『UNDERWATER LOVE -おんなの河童-』(いまおかしんじ監督、11)、『キツツキと雨』(沖田修一監督、12)の共同脚本を手がけるなど、俳優、脚本家としても活躍するマルチな才能の持ち主。監督作に『まんが島』(17)、『すずしい木陰』(19)がある。
Cast

神尾 光(長男)
Hikaru KAMIO
嶺 豪一
Goichi MINE
1989年 熊本県出身。『ニュータウンの青春』(森岡龍監督、11)への出演を機に俳優として活動を開始。映画監督としても活動し、監督・主演作の『故郷の詩』(奥田庸介監督、12)では第24回東京学生映画祭グランプリ・観客賞W受賞、PFFアワード2012審査員特別賞受賞。主な出演作に、『溺れるナイフ』(山戸結希監督、16)、『リバーズ・エッジ』(行定 勲監督、18)、『菊とギロチン』(瀬々敬久監督、18)、『魔法少年☆ワイルドバージン』(宇賀那健一監督、19)、『おらおらでひとりいぐも』(沖田修一監督、20)、『あのこは貴族』(岨手由貴子監督、21)などがある。

神尾火水子(長女)
Himiko KAMIO
柳 英里紗
Elisa YANAGI
1990年、神奈川県出身。幼少期からCM、ドラマ、雑誌など様々な媒体で活躍。2000年に『金髪の草原』(犬童一心監督)にて映画初出演。その他の主な出演作として『天然コケッコー』(山下敦弘監督、07)、『チチを撮りに』(中野量太監督 、13)、『ローリング』(冨永昌敬監督、15)、huluオリジナル連続ドラマ『代償』(16)、メ〜テレドラマ『岐阜にイジュー』(17)、『すずしい木陰』(守屋文雄監督、20)、『凪の海』(早川大介監督、20)、『人数の町』(荒木伸二監督、20)、『マイライフ、ママライフ』(亀山睦実監督、20)、『母の反抗期』(近江浩之監督、21)、『この恋は終わってる』(加藤綾佳監督、22)、『餓鬼が笑う』(平波亘監督、22)など、多くの映画やドラマに出演している。監督作に『VERY FANCY』(18)など。

神尾 太陽(次男)
Taiyo KAMIO
井之脇 海
Kai INOWAKI
1995 年 神奈川県出⾝。『⼣凪の街 桜の国』(佐々部清監督、07)で映画デビュー。『トウキョウソナタ』(⿊沢清監督、08)で第 82 回キネマ旬報ベスト・テン新⼈男優賞を受賞。2015 年、脚本・監督・主演した短編映画『⾔葉のいらない愛』がカンヌ国際映画祭に正式出品される。主な出演作に『告⽩』(中島哲也監督、10)、『合葬』(⼩林達夫監督、15)、『海辺の生と死』(越川道夫聡監督、17)、『ザ・ファブル』シリーズ(江⼝カン監督、19、21)、『サイレント・トーキョー』(波多野貴⽂監督、20)、『砕け散るところを見せてあげる』(SABU監督、21)、『ONODA ⼀万夜を越えて』(アルチュール・アラリ監督、21)、『猫は逃げた』(今泉力哉監督、22)がある。NHK 連続テレビ⼩説『ちむどんどん』(22)への出演でも注⽬を集める。

神尾 花子(次女)
Hanako KAMIO
白田 迪巴耶
Mihaya SHIRATA
2004年、神奈川県出身。2018年「第2回アミューズマルチリンガルオーディション」グランプリ。幼少期から2018年までハワイ・オアフ島で生活を送る。TOEIC865点の語学力を活かし、日本・シンガポール・スロベニア合作映画『Last Shadow at First Light』(Nicole Midori Woodford監督、公開待機作)に出演するなど、国際的な活躍も期待される新人女優。主な出演作品に『望み』(堤幸彦監督、20)がある。
Music

菊地成孔
Naruyoshi KIKUCHI
東京ジャズシーンのミュージシャンとして活動する傍ら、演奏と著述はもとより、ラジオ/テレビ番組への出演、選曲家、クラブDJ、映画やテレビドラマの音楽監督、対談家、批評家、ジャーナリスト、作詞家、アレンジャー、プロデューサー、パーティーオーガナイザーなどジャンルを超えた活動を展開するマルチクリエイター。

新音楽制作工房
菊地成孔が自ら運営する私塾「私立ペンギン音楽大学」の大学院博士課程「クラスBM&C(ビートミュージック&コンポーズ)」に在籍する生徒を選抜して、2021年に結成した音楽制作者集団(ギルド)。

Theater
東京・ロンドン・
ニューヨーク 他
世界同時期公開
予定
